『げんしけん』とか『NHKにようこそ!』とか『ラブやん』とかの違い。

げんしけん』とかその辺で盛り上がってきたオタ主人公系の漫画。
オタ主人公、っつか現代っ子が主人公って言う具合か。
そんなご時世で、代表的な『NHKにようこそ!』の6巻と『ラブやん』の7巻が発売しました。


げんしけん』は現代オタっ子の言動を描いてウケた感がある。
各キャラクターは本当にどっかにいそうなヤツらで、
そんなキャラたちが成長したり就職したりしていく様は心地よかった。
オタらしい悩みや引け目が話の主軸になることもあり、テーマをしっかり出していると感じた。
ライトオタなボクから見てもキャラに共感する所があったり、キャラに個性があった。


NHKにようこそ!』は良く解からん。
アニメ化したり話題になっているのを見ると人気があるのだろうか。
コミックスを買って読んではみたが、売った。
何漫画か良く解かんないんだなぁ。ヒキコモリってワケでもないし。
キャラクターは全員が全員同じような電波系にしか見えない。
「コイツはこういうキャラ」っていうイメージが出来ない。
とにかく『暗い漫画』と認識している漫画になってしまった。
なんかストーリーとか世界観をこっちに解からせるシーンがやたら間延びし続けているだけな気が。
それがイイところなのかもしんないけど、ボクは拒否。


ラブやん』は、作者が好きなのでヒイキ目もあるかもしんないけど、最高だ。
キャラは、度が過ぎるけど行動の系列は一番ボクらに近い。
確かに『なんちゃらの精』とか『天使』とかフィクション系のが出てくるけど、
普通の人間であるカズフサたちが一番ファンタジー
良く言う『ダメ人間』の『ダメ』っぷりが群を抜いていて、
リアルなダメっぷりなのにファンタジーの域に達している感。
ファンタジーを超えたファンタジーだね。
ストーリーとか世界観とか、『その場』を解からせるのが早い。
キャラの濃さによる恩恵やも知れんが、ギャグ漫画らしくて良し。
『ダメ人間カズフサの恋を成就させる』というテーマが見えるが、
その難易度の高さを表現するカズフサの駄目っぷりを解からせるシーンが盛りだくさん。
むしろその「ムリ」って感じさせるのがテーマなんじゃないかって思えてきた。
キャラクターは、「共感できてたまるかっ」ってくらい個性的


NHKにようこそ!』は漫画も売ったし、切り。オモシロくないし、先が楽しみでもない。
げんしけん』は最終回は読んだけど、コミックスも持っていたいので最終巻も買う。
ラブやん』は当然コミックス買う。もしろ必死系乙、なくらい本腰。


買ってる漫画を途中で切るのってあんま無いんだけどなぁ。
ハヤテのごとく!』は売っちゃったけど、なんとなくだったし。引越しの時に邪魔でさ。




結果、何が言いたいかっていうと、
アニメ化してる・話題になっている漫画が最高ってワケじゃないし、それ以外にもイイ漫画はあるぞってことさ。
話題になっているモノを見てみたい気持ちは解かるけど、
漫画を良く読んでて、趣味が合う友人から紹介された漫画とかのほうが有意義だよ、きっと。