秒速5センチメートル。

本日から公開。
混んでるだろうから、ちと数日おくことに決めた。
とりあえず第一話の無料配信でも見ようと思ったら、2月中旬に終わっているらしい。
おっと、無料配信も今日からと思っていたよorz


しかたないのでヨー・ツーベで見た。
んー、1/3で全体の評価ってワケじゃないけど、自分の好みを決めて良いものか。
しかし思ったのは『ほしのこえ以下』。
主人公の声、なんかGAに出てくるオカマっぽい声だし
女性キャラの声はイイ具合だけど、
もうちょっと聞き取りにくい素人っぽさと、グッとくる早い掛け合いが欲しい。


あと、もうちょっと思い話であって欲しかった。
第一話だけ見ると、
主人公電車乗る。
→雪降る。
→電車遅れる。
→絶望的な時間が。
ってな具合。
うーん、中学生が初めて行く所で、しかも電車が遅れるってのは、キツイんだろうけど。
確かに社会人になった今でも両毛線沿いのあの過疎っぷりは悲しみ溢れますが、
身が無すぎというしか。


どうにもならない壮大さと、そこに抗う力なき若者。
という図解が、好きなのだが。
素人っぽい声と早い掛け合いが若さを表現していて『ほしのこえ』が好きだったんだが。
雲のむこう、約束の場所』もやや壮大な一部があり、
多少のファンタジー感が細かい設定を流してくれるところがあったのだが。
現実味を帯びすぎていて、多少がっかりさせられたのだが。だが。
放映時間が長くなり、細かい設定が解かりすぎて現実的なファンタジー感がなくなるなら、
15分程度の映画で『多少曖昧』なほうが良いのに。
ボクは細かい設定にこだわる映画好きではないので、そういう作品の方が好きだ。
15分でもボクの好みの作品なら、2時間映画程度の料金だろうが観に行く。


秒速5センチメートル』がこの状態で全3話最後まで続き、
「コレこそが今の新海誠スタイルだ。」というのならば、ボクは新海作品をもう好きじゃないのだと思う。






解かりやすい言葉で言えないが


『ボクたちは』


という世界観のまま終わって欲しい。
この言葉の後に何かが続くワケじゃないけど。
バッドエンドでも、どうにもならない時間や距離に勝てないエンディングでも。
そういう感覚のある作品だったなら良いなぁ。






とりあえず次回予告の元気っ子(予想)にカルくグッときちゃって
超観たい、と思ってるボクはただの現代っ子(オタ)なのだと痛感。